「auひかり」の回線速度を、10分置きに連続1週間測定してみた。
auひかりは速い
過去のエントリーにて、「auひかりに替えてから速くなった」旨を書いた。その時にはある時点一瞬のスクショを撮っただけであったので、実態は良く伝わらない。
「休日の夜は遅くなる」とのネットの書き込みも良く見るので、実際のところはどうなのか?を、連続測定してみた。

結果を見ると
自分が思っていたよりも、余程安定している。私は埼玉県在住であるが、コロナ禍のGW中であり、普段よりも全国的なネットの使用率は高いと思われるので、割とアテになる数字と思われる。
- 土曜日はオレンジ、日曜日は赤で強調
- ほぼ 700Mbps~800Mbpsにまとまっている
- 土曜と日曜は他の日に比べて低く見えるが、それでも 600Mbps~700Mbs にまとまっている。
- 土日の20:30頃に下限値を記録しているが、ずっと低い状態が続いている訳ではなく、一瞬そのような値が記録されているだけで、前後の値を見ると 700Mbsp 前後にまとまっている。
- 土日の夜の速度低下は、思っているほど顕著な現象ではない。
- 平日に至っては、おおよそ 800Mbs 前後にまとまっている。
測定方法
- 測定には「FAST.com」を利用
- VBのフォームプログラムにブラウザコントロール「CefSharp」を貼り付け、起動すると「FAST.com」にアクセス
- タイマーで1秒おきに表示中の画面のhtmlソースを取得して、結果が出た時点で各値を取得してログファイルに出力し、プログラムを終了
- このプログラムをタスクマネージャから10分置きに起動して記録した。
FAST.com について
NETFLIXが運用するサイトで、自分の家のインターネットの回線速度が測定出来る。他にもいくつかあるのだが、最近の定番のようなので採用。
NETFLIXは他にも「Netflix ISPスピードインデックス」にて、プロバイダごとの速度ランキングなども発表している。
CefSharp について
こちらのサイトを参考にさせて頂いた「WinFormsでChromiumブラウザコンポーネント(CefSharp)を使ってみる」
最初、別のサイトのサンプルで試していたのだが、TASKに関する理解が不足しており、うまく出来なかった。こちの方がシンプルに利用できる。
速度の安定について
「FAST.com」は、大きなファイルの転送を何度か実行して平均を求めているようで、1分間ほどは速度表示かグレーのままで、値が前後する。

しばらくして結果が確定すると、文字の表示が黒くなる。

この時[詳細を表示]ボタンをクリックすると、さらに「レイテンシ」などの詳細な情報が見れる。

速度安定の判定方法
「HtmlAgilityPack」を使用して、httpソースを解析
こちらのサイトを参考にさせて頂いた「Html Agility Packを使ってWebページをスクレイピングするには?[C#、VB]」
速度表示が黒くなった時点で、Chromeの開発者ツールを開く

右上のウィンドウのタグをクリックすると、実際の画面のどの部分なのかが表示されるので、タグを開いて絞り込んで行く。

結果として、「div class=”speed-results-container succeeded” id=”speed-value”」というタグの「 class 」の値が “speed-results-container” から “speed-results-container succeeded” に変わることが判明
このタイミングで他の値も取得した。
レイテンシについて
ついでに「ロード済みレイテンシ」についてもグラフにしてみた。

「ロード済レイテンシ」については、「FAST.comでレイテンシとアップロード速度の計測が可能に」を参照。日曜の20:30頃に一瞬40msほどを記録した以外は、極めて良好であった。
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