- 今まではスマホ用の充電器を持ち歩き、ノートPCを持ち出す際には、別途専用のACアダプターを使っていたのが、これ1つで両方充電可能になった。
- USB Type-C急速充電(45W/PD対応)
- 新技術「窒化ガリウム」採用で超コンパクト
- PD非対応の機器でも問題なく充電出来ることを実験!!
特徴
USB Type-C PD 対応 (45W)
- コネクタの形状が USB Type-C であっても、充電器によってはPDに対応していない製品もある。
- ケーブルもコネクタの形状が USB Type-Cであっても【PD対応】と明記してあるものを購入する必要がある
- 今までのUSB充電器は出力が5Wであったが、USB PD(USB Power Delivery)では規格的には最大100W(今までの20倍)までとなった
- ノートPC用の電源や汎用的なもので、45Wのものが一般販売されているが、どれもイマイチ従来のUSB充電器に比べると、大きめであった
- 機器側も USB PD に対応している必要がある。充電は出来るが、今まで通りの 5W での充電となる
新技術 「窒化ガリウム」採用でコンパクト
- 現時点で最薄(2019/07/21現在)
- 縦:80mm 横:56mm のクレジットカードより一回り小さいサイズで、厚さは 16mm
実験!!PD対応も非対応も、あらゆる機器に充電可能
- Type-C⇔MicroUSB の変換器は「規格的にアウトなので使ってはダメ!」との商品レビューを見かけるが、本当かどうか試してみた。
- 使用機器
RAVPower RP-PC104
Anker PowerLine II USB-C & USB-C 2.0 ケーブル 1.8m 【USB-IF認証取得/超高耐久/PD対応】
Type-C⇔MicroUSB 変換器/Type-C⇔Lightning 変換器
YOJOCK usb電圧電流チェッカー Type-C テスター
その他、今まで使っていた充電器各種
「ThinkPad X1 Carbon」に充電可能

- ThinkPad X1 Carbon は、充電器の容量が小さいと「規格外」相当の警告が表示されるのだが、問題なく接続
- 19.8V × 2.02A = 39.99W
「Xperia XZ3」に充電可能…なのだが?

- 5.03V × 0.57A = 2.87W
- あれ? 5.03Vしか出ていない
- ケーブルとか変えてみたけど変わらない。なぜ??
- ちょっと調べた範囲では解らなかったので、調査結果はまた報告したい。
※「Xperia XZ3」の「いたわり充電」の影響であったようだ。その後、問題なく充電出来ることを確認。
「Xperia Z5」に充電可能
まず、今までの充電器で充電

- 5.24V × 1.45A = 7.59W
RP-PC104 で充電

- USB Type-C のオスに、Type-C(メス)⇔Micro USB(オス) の変換器を追加
Amazonで買ってなかったので、詳細不明 - 5.09V × 1.46A = 7.43W にて、正常に充電可能
結局、Type-C⇔Micro USB の変換器は使用できるのか?

- 変換器を取り付けただけで、上記の様に出力Vが表示される。電流は 0A
変換器が付いていないと、テスターの画面は黒いまま - 変換器を取り付けた時点で、なんらかの遣り取りがあり、出力が5Vに決まるようである
- なので、この状態で他の機器を接続しても、高電圧で機器が壊れることはなさそう
※全ての充電器/変換器でこうなっているとは限らないので、念のため - 恐らく「規格外」と言われるのは、充電器側で USB PD だと思って 20V で出力しているものを、コネクタの形状のみ MicroUSB に変換したような場合と思われる。これは、一発で壊れる。または発火して大惨事になる恐れがある。
- RP-PC104 は、接続する機器/変換器/ケーブルなどが、全てちゃんとした規格に従っていれば、自動認識して正常に出力をコントロールしているようだ
- 逆に言うと、こと電源関連の機器については、出所不明なモノを決して使わないことが肝心だ
「iPad Air 2」に充電可能
今までの充電器で充電

- 5.12V × 2.21A = 11.32W
RP-PC104 で充電

- USB Type-C のオスに、Type-C(メス)⇔Lightning(オス) の変換器を追加
Amazonで買ってなかったので、詳細不明 - 5.15V × 2.28A = 11.74W にて、正常に充電可能
「Sony WI-1000X 」に充電出来ない
今までの充電器で充電

- 5.04V × 0.10A = 0.50W
RP-PC104 で充電

- なぜか、充電出来ない。4.98V と表示されているが、0A のまま
WI-1000X 本体の充電中の赤ランプも点灯しない - 恐らくは出力が 4.98V と、5Vに達していないため、WI-1000X 側で制御しているものと思われる(充電出来ている方は 5.04V)
- 「Xperia Z5」の所で書いたが、 Type-C(メス)⇔Micro USB(オス) の変換器 を挿しただけで、出力電圧が決まるようなので、変換機を別のものに替えれば正常に充電出来るかもしれない
- ※今後の宿題として、判明したら報告します。
Sony MDR-HW700

- 4.98V × 0.07A = 0.35W
- こちらは、4.98V でも正常に充電されている
Nintendo Switch

- 14.9V × 0.35A = 5.22W にて、正常に充電されている
おまけ

- 前から充電器の USB ポートの「Smartphne」「iPhone/iPad」の表記が気になっていた。何か違うのか?

- iPad を「Smartphne」 側に接続した場合 5.24V × 0.94A = 4.93W

- iPad を「iPad/iPhone」側に接続した場合 5.17V × 2.22A = 11.45W
なんと、役2倍も違う。 - ただし、「Z5」で同じことをした場合、
Z5 を「Smartphne」側に接続した場合 5.23V × 1.46A
Z5 を「iPad/iPhone」側に接続した場合 5.24V × 1.46A
と、どちらに挿しても同じであった - iPad/iPhone を充電する場合には、「iPad/iPhone」側に接続しよう
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